これまでは胸痛があっても血管造影、CT、MRI、シンチ(放射性医薬品を使用した検査)、運動負荷心電図などで狭窄がないと判断されれば「けいれんタイプ」とみなされて投薬治療を行っていました。
狭心症の診断には、冠動脈に狭窄のある動脈硬化タイプ以外に狭窄のないタイプがあります。この狭窄のない狭心症は「けいれん(スパズム)タイプ」と「微小循環障害タイプ」に分けられます。狭窄のない狭心症の場合はステント治療を行なっても胸痛は改善せず、「けいれん(スパズム)タイプ」と「微小循環障害タイプ」では服薬内容も変わる可能性があります。
CoroFlow™(コロフロー)検査は、冠動脈にワイヤーを通過させ虚血(血液不足)と微小循環障害を評価し、「微小循環障害タイプ」の狭心症であるか診断することができます。
当院では、日帰りでのカテーテル検査を行っております。
※CoroFlow™検査を行える施設は、当院を除き福岡市内1施設のみです(2022年10月現在)。