心臓・脳・血管センター(HNVC)

心臓・脳・血管センター
(Heart&Neuro-Vascular Center)
現代の最新で最良の治療はチーム力を結集することが必要です。福岡和白病院では知識と技術力に優れた専門家集団が全力で全身の血管病変治療にあたります。
基本理念・基本方針
近年、高齢化、ライフスタイルの欧米化、糖尿病人口の増加に伴い生活習慣病としての動脈硬化性疾患が増加しています。2010/2011年版の国民衛生の動向によると、日本人の主要死因は、1位は悪性新生物(30.1%)、2位は心臓病(15.8%)、3位は脳血管疾患(10.7%)です。最近ではさらに、大動脈瘤や下肢動脈閉塞などの末梢動脈疾患も増加しています。心臓病とこれらの血管の病気をあわせると死亡原因としては悪性新生物に匹敵します。欧米ではすでに心臓・血管病は死亡原因の1位です。このように、我が国においても心臓・血管病の時代を迎えつつあるといっても過言ではありません。
血管病とは、脳では脳動脈瘤や頸動脈狭窄、心臓では狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤、末梢動脈閉塞などの全身の動脈硬化症の結果起こる血流障害を指します。
血管病とは、脳では脳動脈瘤や頸動脈狭窄、心臓では狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤、末梢動脈閉塞などの全身の動脈硬化症の結果起こる血流障害を指します。
血管病の特徴
- 進行性である
原因が動脈硬化であるので、年齢とともに進行する。 - 重複して起こる
心臓、脳血管、大動脈、下肢動脈などの複数の場所に起こりうる。 - サイレントキラーの性質を持つ
詰まるまで症状がない。 - 動脈硬化症の危険因子が関係する
6大危険因子(原因高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、家系)が多いほど発症率が高い。
HNVC組織図
HNVC 福岡和白病院 心臓・脳・血管センター(Heart&Neuro-Vascular Center)は、血管病に携わる診療科が一つのチームとして活動します。


HNVCの診療体制
HNVCでは、以下の患者様を対象に診察します。
- 糖尿病・高血圧・高脂血症・喫煙・肥満・家族歴などの危険因子が多く血管病の状態が心配な方。
- 過去に狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症などの病気があり他の血管病が心配な方。
- 過去または現在、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症などの病気を起こし、
- 今後他の血管病の進行を定期的にみていかなければならない方。

当診療に関わるリハビリテーション