血管病とは
血管病って何だろう
動脈系の血管病
- 心臓から派生した血管は大動脈から順次枝を出し全身に血液を供給します。
- 心筋を環流する血管が冠状動脈です。次に脳血管が分枝します。
次に腹部臓器の血管(肝臓・腸・腎臓など)、次いで両下肢動脈に分かれます。 - いわゆる動脈硬化はこれらの血管に系統的に起こります。
静脈系の血管病
- 全身を環流した血液は静脈・リンパ系を介して肺、そして心臓に帰ります。
下肢静脈がこぶ状になる下肢静脈瘤、おおきな静脈に血栓ができる深部静脈血栓症、
血栓が肺血管に詰まる肺動脈血栓塞栓症などがあります。
動脈硬化の進行の機序
動脈硬化の進行の機序
血管内膜の下に脂質が蓄積し、プラークを形成しやがて狭窄を作ります。プラークにカルシウムが沈着してくると血管が硬くなり動脈硬化となります。プラークが破綻すると血栓ができて動脈が詰まります。
血管病の種類
冠動脈の血管病
頚動脈の血管病
大動脈の血管病
腹部大動脈瘤の
造影CTの所見画像です閉塞性動脈硬化症
下肢動脈の造影CTの所見画像です
閉塞が2カ所にみとめられます
下肢静脈瘤