放射線治療(リニアック)
リニアック 放射線治療装置 治療計画CT同室

- IMRT(強度変調放射線治療)
- IGRT(画像誘導放射線治療)
- SBRT(体幹部定位放射線治療)
癌の根治的治療・癌の集学的治療・癌症状の緩和治療
平成29年1月より新規放射線治療装置稼働
当院では平成7年に頭・頚部専用の放射線治療装置「ガンマナイフ」を導入し、この十数年に渡り 6,200例(平成25年4月現在)に及ぶ治療実績を挙げて参りました。
当院においても体幹部領域特に「乳癌」「肺癌」の症例数が、増加している傾向にあり、その治療成績へ対応・貢献すべく、2008年に全身用の放射線治療装置(汎用型リニアック)の導入しましたが、放射線治療の充実のため、2017年1月より最新型CTーリニアック放射線治療システムを導入しました。
新治療装置ではIMRT(強度変調放射線治療)IGRT(画像誘導放射線治療)SBRT(体幹部定位放射線治療)など高精度放射線治療が可能となり、副作用・正常組織への影響が少ないより効果的な治療が可能となりました。
「より質の高い放射線治療」を、近隣・地域へと提供・貢献出来ることを目指し、また自信を持って日々「癌への治療効果の向上」へと努力して行きたいと思います。
当院においても体幹部領域特に「乳癌」「肺癌」の症例数が、増加している傾向にあり、その治療成績へ対応・貢献すべく、2008年に全身用の放射線治療装置(汎用型リニアック)の導入しましたが、放射線治療の充実のため、2017年1月より最新型CTーリニアック放射線治療システムを導入しました。
新治療装置ではIMRT(強度変調放射線治療)IGRT(画像誘導放射線治療)SBRT(体幹部定位放射線治療)など高精度放射線治療が可能となり、副作用・正常組織への影響が少ないより効果的な治療が可能となりました。
「より質の高い放射線治療」を、近隣・地域へと提供・貢献出来ることを目指し、また自信を持って日々「癌への治療効果の向上」へと努力して行きたいと思います。
放射線治療とは?
放射線を体外から照射すると、癌細胞に傷を与えながら、身体を通り抜けて進みます。正常組織の細胞もある程度傷を受けますが、放射線による正常細胞の傷は癌細胞より回復しやすいので、少量の放射線を繰り返し照射することで、病巣以外の正常組織のダメージを最小限に抑え、その機能も温存したまま治療効果を得ることが可能となります。
放射線治療装置「リニアック」とは?
リニアックで利用する放射線は、電子を加速させる電子線。それを金属にぶつけることによって発生する高エネルギーX線の2種類を使用します。 当院のリニアックでは病気の種類や場所(深さ)によってエネルギー強度を任意に変更できエックス線、電子線などの放射線を使い分けることで適切な治療が行えます。
基本的には、全身のどの部位でも治療が可能な装置です。いずれの場合も、CT画像を用いた精密な治療設計を行い、正常組織への悪影響を極力抑えながら、癌を破壊したり進行を抑制したりする効果を与えます。
治療を受ける際は、10-20分間、仰向けに静止して寝ているだけですので、身体への負担が軽く、体力的に衰えがある患者さんにとっても、その侵襲性は最小限に抑えられ、痛みを感じることはありません。
基本的には、全身のどの部位でも治療が可能な装置です。いずれの場合も、CT画像を用いた精密な治療設計を行い、正常組織への悪影響を極力抑えながら、癌を破壊したり進行を抑制したりする効果を与えます。
治療を受ける際は、10-20分間、仰向けに静止して寝ているだけですので、身体への負担が軽く、体力的に衰えがある患者さんにとっても、その侵襲性は最小限に抑えられ、痛みを感じることはありません。
どんな病気(癌)に有効?
- 根治目的の放射線治療の対象病変(癌)
「肺癌」「食道癌」「頭頸部癌(咽頭・喉頭癌)」「子宮癌」「前立腺癌」「悪性リンパ腫」など - 集学的治療における放射線治療の対象病変(癌)
「脳腫瘍」「肺癌」「乳癌」「食道癌」「頭頸部癌(咽頭・喉頭癌)」「子宮癌」「悪性リンパ腫」「肝胆膵癌」「直腸癌」など - 癌に伴う症状の抑制・緩和目的
「転移性骨腫瘍」 「脳転移」 「その他癌による各症状」など
実際にはどのようなこと(治療方法)を行う?
- 最初に正確な病変部の体内での位置を確認するため、X線CT装置にて撮影を行います。
- その得られた画像から、何処の部位にどれくらいの放射線(種類・量・範囲)を当てるかを、精密に専用装置にて計算し、治療計画を立てます。
- 計算された治療計画に基づき、リニアックによって放射線を照射します。
※正常組織のダメージを最小限に抑えるため、一度に大量の放射線を当てるのではなく、比較的少量の放射線を繰り返し(10~30回)照射します。通常、1日1回、10-20分です。治療期間としては、2-6週間になります。
※照射時は仰向けにて寝ているだけで、痛みを感じることはありません。
※照射時は仰向けにて寝ているだけで、痛みを感じることはありません。
副作用等については?
放射線治療による副作用の、発生確率、種類(症状)、程度、発生時期は、治療する部位、照射する範囲、放射線の量、などによって異なります。治療を受ける際に、詳細を主治医よりお聞き下さい。どんな場合であっても、治療効果を落とさず、かつ副作用を極力軽減するために、それぞれの患者さんごとに最適な治療計画を行います。
※放射線治療中または治療後の患者さんから、家族などの第三者が被曝することはありません。
※放射線治療中または治療後の患者さんから、家族などの第三者が被曝することはありません。
紹介時の申し込み(医師専用)
- 外来通院の患者紹介の場合
お問い合わせ先より、リニアック担当までご連絡下さい。 - 入院が必要な患者紹介の場合
当院放射線科への直接のご紹介は受け付けておりません。各疾患の主たる担当科(例えば、肺がんなら呼吸器外科)へ、まずご紹介下さい。
リニアックについてのお問合せ・ご質問は
当院関係スタッフ紹介
担当医師 | 放射線科 放射線治療医長 中野 敬太 |
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担当技師 | 放射線科 放射線治療リニアック室 担当 山下、野田 |
医学物理士 | 放射線科 放射線治療リニアック室 顧問 一木 |
担当看護師 | 放射線科 放射線治療リニアック室 杉浦 |