平成26年4月から、ハイブリッド手術対応血管撮影装置が稼働しています。
当院では、多様化する心臓・脳・血管系疾患に、より低侵襲に対応するために平成26年4月からハイブリッド手術対応血管撮影装置(島津製作所製)が稼働しています。
このシステムを用いて、胸部・腹部大動脈瘤に対し外科手術による治療だけでなく、カテーテルを用いたステントグラフト治療も行っています。この方法では胸部や腹部を切開することなく治療が行え、患者様の侵襲を最小限に抑えることが可能です。
また、カテーテル治療による大動脈弁置換術(TAVI)を行うのを目的に現在、施設認定取得の申請中です。
新次元のハイクオリティ・イメージングを実現!!
最先端のアンギオグラフィシステムを4機稼動。
DSAとは、全身のあらゆる部位の血管のみを造影剤を用いることにより、撮影することができる装置です。例えば、脳血管では「脳内出血」「脳梗塞」などの原因となる細かい血管の異常を発見することができます。
胸腹部血管においては、腫瘍血管の描出や大動脈疾患の発見に有効的です。心臓血管(冠動脈)においては、Cアーム装置を付添することにより、心筋梗塞などの(血管閉塞部)描出に効力を発揮します。
また、当院でもさかんに行われ、今日最先端の技術とされている冠動脈疾患(心筋梗塞)の治療、PTCA、PTCR、ステント術を行う上で欠かせない装置です。
心臓カテーテル | 月約100例 |
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PCI | 月約40例 |
脳アンギオ | 月約20例 |
腹部アンギオ | 月約10例 |
世界が認める高分解能画像と信頼性、
320列(ADCT)・80列(MDCT)を導入。
現在の救急医療を行う上で、今や欠かすことの出来ない超高速型の画像診断装置。全身のあらゆる部位・臓器の検査に対応し特に救急疾患の早期確定診断に威力を発揮します。
また、最新・高性能な装置を導入することで、検査時間も数秒~分と大幅に短縮でき、外来等においても簡単に安心して受け入れる検査となりました。
救急、日常診療はもちろん人間ドックへの活用など幅広く今日の医療現場をサポートできる診断機器です。
◎検査時間の短縮:分から秒の時代へ
1回の息止めで広範囲の撮影が可能!
◎3次元(3D)画像診断
「640断面データ同時収集」とういう豊富な情報量を得ることで、従来に比べ、3次元画像の構築を簡易、且つ迅速に対応させることを可能にしました。
1.5テスラ装置2機、1.5テスラMRIより2倍の磁場強度を持つ3テスラMRI装置を24時間365日稼動。
より早く確実な検査へ「早期確定診断」に威力を発揮!
MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略で体内の水(プロトン)を利用して画像化するものです。特徴として磁石を利用して検査する ため放射線被爆がなく、人体のあらゆる方向の断層画像が得られるため腫瘤性病変や腰痛の原因とされる椎間板ヘルニア、四肢関節障害、他などの描出に優れています。
MRAngiography(血管撮像)、MRCP(胆管膵管撮像)、MRMyelography(脊髄撮像)と呼ばれる非侵襲的な撮像方法があります。また緊急の脳虚血性疾患に対してDiffusion(拡散画像)、Perfusion(灌流画像)を施行して超急性期疾患の描出にも努めています。
あらゆる臓器の検査が可能です。特に脳・心臓疾患の診断に威力を発揮します。
RIとは、放射線(γ線)をある一定期間放射し続ける物質のことで、検査に応じた薬品をこれと結合させ、体内に投与します。体内で目的部位へ特異的に集まったRIから、特殊な検出装置を用いて微量放射線を検出し、画像化します。
◎ほとんど苦痛を伴いません。
◎人体に有害な放射線量ではありません。
IMRT(強度変調放射線治療)IGRT(画像誘導放射線治療)
治療計画CT同室の放射線治療機器
リニアックで利用する放射線は、直線上の電磁場内において電子を加速させ、それを金属にぶつけることによって生み出される高エネルギー放射線を使用します。
当院のリニアックでは病気の種類や場所(深さ)によってエネルギー強度を任意に変更できエックス線、電子線などの放射線を使い分けることで適切な治療が行えます。
≫詳細は放射線治療(リニアック)をご覧ください。
福岡和白病院では、これらの最新装置を最大限に活用し、以下のこと完全に実現させるよう努力を続けています。
◎外来受診(特に初診)時における、受診日当日の検査・診察の実現。
最新機器の導入により、従来は受診→検査→診察で「最低3日」かかった内容を、受診日1日で完了させることができるようになりました。
◎救急活動に対して、如何なる時間・状況においても即対応可に。
精密検査を行える診療放射線技師が常に当直待機しています。
◎近隣地域開業医の先生方へ装置を開放しています。
近隣の先生方に快く装置を利用して頂けるよう、365日 日・祭日を問わず、患者様先生方のご都合に合わせて、検査予約待ちなく紹介患者様を受け入れています。また、ご紹介頂いた先生方には、専任の放射線科医師または各専門医師による読影・返書を責任もってご返信させて頂いております。